point1設計について
秩序ある設計が強さを生む
たとえ自由設計であっても無秩序な設計を行えば耐震強度が下がってしまいます。耐震強度は構造的な仕組みだけによって完成するのではなく、間崩れしない秩序あるプランニングによる総合的なデザインによって成り立っています。
それは同時に家の美しさにもつながり、この設計を慎重に行っていきます。
構造計算を全邸で実施【書面提出】
木造2階建てでは提出が義務づけられていない壁量計算書を全邸に提出しています。この計算書は、耐震壁の量や位置から耐震性を細かく計算したもので、ここから安心の施工が始まる非常に重要なプロセスです。
家のずれが少なければ
良いバランス
それが偏心率=15%以内
(建築基準法は30%以内)
- 偏心とは…
- 重心と剛心のずれのことをいい、偏心が大きすぎると建物はねじれていてバランスが悪いことを意味します。
偏心率が高い数値の場合、家はねじれるようにして壊れる可能性があります。
柱や耐力壁の位置を、量とバランスで検証していきます。
壁下に壁が来る割合が高いから強い
それが直下率=60%以上
(建築基準法は50%)
- 直下率とは…
- 2階の柱の下にくる1階の柱、2階の耐力壁の下にくる1階の耐力壁それぞれの割合のことをいい、直下率が高ければ安定していて強いことを意味します。
偏心率が示すバランスとも深く関係があり、壁の直下率が高いと家が美しくなることも重要な要素です。
壁の配置は、バランスのために綿密に練られています。